Before dawn〜夜明け前〜
「あーおーやーまー。
やっと見つけた。お前、何してんだよ」
そこに、スーツをビシッと着こなした丹下が、イライラした様子でやってきた。
「ごめん、丹下くん。
なんか、間違われちゃって、手伝ってた」
いぶきは、グラスのトレイを近くにいたスタッフに渡して、機嫌の悪い丹下の後ろをついて行く。
「クロから連絡もらって、どれだけ探したと思ってるんだよ!
アイツも、まさか青山をこの格好のまま連れてくるなんて!」
会場の奥。
沢山ある控え室の一つに、丹下はノックもしないでドアを開けた。
「あらま、いぶきちゃん?
かぁわいい〜!メイドさん!
萌え〜ってやつね?」
そこにいたのは、バッチリとフォーマルスーツでキメたジュンだった。
「メイドさんもいいけど。
ここからは、戦闘服よ〜拓人もヒロだってメロメロにしてやりましょうね〜」
「青山にメロメロ?ナイナイ。
じゃ、あとは、頼むわ、ジュン。
俺、先輩に青山が来たって伝えておくからさー」
いぶきをジュンに任せて、丹下は控え室を出て行った。
用意されていた深い青色の輝くドレスは驚くほどいぶきの体にフィットした。
胸元は大胆にカットされているのに、いやらしさはない。丈はくるぶしまであるものの、スリットが深い入り、歩く為にチラッと見える足がたまらなくセクシーだ。
そして、背中。傷を覆い隠しつつ、レースでほんの少し肌を透けさせて、大人っぽく仕上がっていた。
「うん。やっぱり、この色。知的で似合うわ〜。
今日に間に合うように大急ぎで仕上げたのよ」
「ジュンさん、すごい!
まるで、魔法使いみたいね」
いぶきは鏡に映る自分が信じられない。この間の深紅のドレスともまた全然違う雰囲気の自分。
「あら、意外と可愛いこと言ってくれるじゃな〜い。
そうよ、アタシは美の魔法使いなの」
ジュンが、笑顔で答えた時、ドアがノックされた。
やっと見つけた。お前、何してんだよ」
そこに、スーツをビシッと着こなした丹下が、イライラした様子でやってきた。
「ごめん、丹下くん。
なんか、間違われちゃって、手伝ってた」
いぶきは、グラスのトレイを近くにいたスタッフに渡して、機嫌の悪い丹下の後ろをついて行く。
「クロから連絡もらって、どれだけ探したと思ってるんだよ!
アイツも、まさか青山をこの格好のまま連れてくるなんて!」
会場の奥。
沢山ある控え室の一つに、丹下はノックもしないでドアを開けた。
「あらま、いぶきちゃん?
かぁわいい〜!メイドさん!
萌え〜ってやつね?」
そこにいたのは、バッチリとフォーマルスーツでキメたジュンだった。
「メイドさんもいいけど。
ここからは、戦闘服よ〜拓人もヒロだってメロメロにしてやりましょうね〜」
「青山にメロメロ?ナイナイ。
じゃ、あとは、頼むわ、ジュン。
俺、先輩に青山が来たって伝えておくからさー」
いぶきをジュンに任せて、丹下は控え室を出て行った。
用意されていた深い青色の輝くドレスは驚くほどいぶきの体にフィットした。
胸元は大胆にカットされているのに、いやらしさはない。丈はくるぶしまであるものの、スリットが深い入り、歩く為にチラッと見える足がたまらなくセクシーだ。
そして、背中。傷を覆い隠しつつ、レースでほんの少し肌を透けさせて、大人っぽく仕上がっていた。
「うん。やっぱり、この色。知的で似合うわ〜。
今日に間に合うように大急ぎで仕上げたのよ」
「ジュンさん、すごい!
まるで、魔法使いみたいね」
いぶきは鏡に映る自分が信じられない。この間の深紅のドレスともまた全然違う雰囲気の自分。
「あら、意外と可愛いこと言ってくれるじゃな〜い。
そうよ、アタシは美の魔法使いなの」
ジュンが、笑顔で答えた時、ドアがノックされた。