魔女狩り

サラ
「あの人は特別です…。」


それを言うサラの横顔は、キリクが見とれてしまう程に美しかった。


何の邪気も感じさせないサラの笑顔、それは決して魔女とは思えない表情だった。


そして、そんなサラにキリクは尋ねるのだった。


キリク
「グレイオスが特別…?」


それに対するサラの返答は、極めて意味深なものだった。


サラ
「そう、あの人は私の大切な人ですから…。」




大切な人…、




この言葉からキリクは、魔女とグレイオス、魔女と自分、魔女と世界との繋がりを知ることになる。





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