魔女狩り

騎士団は念のため村の周囲を探索した。


しかし、やはり女の姿、若い者の姿は見当たらず、これからの行動を検討するため散らばった騎士団は集まった。




ラウル
「私は女達を逃した責任を取るため一度城に戻ろうと思う。
しかし、この村の女達の追跡もしなければならない…。
キリク、お前がこの部隊を率いて砂漠の民と女達を追うのだ。」

キリク
「隊を率いるのが私などでいいのですか?」

ラウル
「この部隊は若い騎士達で編成されている。
お前もまだ若いが、騎士の心も実力も隊を率いるのには十分なはずだ。
頼んだぞ!」

キリク
「わかりました!
任せて下さい!」

ラウル
「…ただ、砂漠の民が何を考えているのかがわからない。
出来る限り争うのではないぞ。」



そして、ラウルとキリクは村長に村人を殺さないことを約束し、それぞれの路を進むのだった。

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