魔女狩り
#7
鎧は纏っているものの、国王軍の兵士達は武器を持たず、オーランドの前門に立っていた。
国王軍兵士
「我らは国王に異を唱えるもの…。
あなた方の仲間に入れて欲しい。」
そう言う青年の目には光が満ちていた。
キリク
「頼もしいものだな。」
物見矢倉でその光景を見ていたキリクはそう言った。
しかし、その一方でグレイオスは表情を曇らせ何かを考えていた。
グレイオス
「…俺が出向こう。」
そう言い、グレイオスはキリクを残し、門へと向かうのだった。