魔女狩り
#8
グレイオスの声に気圧され、何名かの投降兵は鎧を脱ぎ始めた。
しかし、その中に2人だけ、鎧を脱ごうとしない者がいた。
それは、先程までグレイオスと応対していた者と、そのすぐ隣にいた巨体の男だった。
そして、次の瞬間、巨体の男はグレイオス目掛けて突進するのだった。
しかし、
グレイオスにとって、その男の攻撃を交わすことなど造作もないことだった。
寧ろ気掛かりなのは、もう一方の男の動きだった。
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#8