俺様課長のお気に入り
「おい、陽菜」
「は、はい」
要君の鋭い言い方に、思わず背筋がピンと伸びた。
な、なんか、私も逃げた方がよかったんじゃないか……
「やけに坂田と仲よさそうだな」
「そ、そ、そ、そうかなあ。ふ、普通じゃないかなあ。ど、同期だし」
「どうしてそんなに狼狽えるんだ?白状しろ」
こ、怖い。
目が怖すぎるんですけど。
今更ながら、坂田君、私を置いて逃げないでよ。
「じ、実は……坂田君がケイ君に会ってみたいって言うから、一緒に公園に行きました」
「はあ?なんだって?」
ひぃ。
さらに怖いんだけど。
そんなに睨まないで欲しい。
「まだ何かありそうだな」
す、鋭い。
いいや、私の表情に出てるのか?
「そ、それは……こ、こ、告白されたの」
ああ、目が完全に……
「で、でもね、断ったんだよ。要君が好きだからって」
「あたりまえだ。陽菜、お前は誰にでも尻尾を振るのか?」
「尻尾って……そんなはずないでしょ。私が好きなのは要君だけ……と、ケイ君も」
要君は、ふっと表情を和らげた。
「まあ、ケイなら仕方がないか。
陽菜、ほら手を出せ」
要君から長細い箱を渡された。
「開けていいぞ」
言われるまま、箱を開けてみた。
「うわあ。かわいい!!」
箱の中には、ハートモチーフのシルバーのネックレスが入っていた。
「これ、どうしたの?」
「いい子で待っていたご褒美にって用意してたけど、違うな。首輪だ。陽菜は俺のだって証」
く、首輪……
でも、嬉しいと思ってしまうのは、やっぱ私は要君が大好きだからか。
「要君、ありがとう。大切にするね」
満面の笑みでお礼を伝えた。
「ああ」
ちょっとだけ照れ臭そうに笑って、私の首にネックレスをつけてくれた。
「陽菜、かまってやれなくて悪かったな。やっと仕事が落ち着いてきたから、今週末、俺が陽菜達を、紅葉の綺麗な所に連れて行ってやるよ」
「うん!!」
「は、はい」
要君の鋭い言い方に、思わず背筋がピンと伸びた。
な、なんか、私も逃げた方がよかったんじゃないか……
「やけに坂田と仲よさそうだな」
「そ、そ、そ、そうかなあ。ふ、普通じゃないかなあ。ど、同期だし」
「どうしてそんなに狼狽えるんだ?白状しろ」
こ、怖い。
目が怖すぎるんですけど。
今更ながら、坂田君、私を置いて逃げないでよ。
「じ、実は……坂田君がケイ君に会ってみたいって言うから、一緒に公園に行きました」
「はあ?なんだって?」
ひぃ。
さらに怖いんだけど。
そんなに睨まないで欲しい。
「まだ何かありそうだな」
す、鋭い。
いいや、私の表情に出てるのか?
「そ、それは……こ、こ、告白されたの」
ああ、目が完全に……
「で、でもね、断ったんだよ。要君が好きだからって」
「あたりまえだ。陽菜、お前は誰にでも尻尾を振るのか?」
「尻尾って……そんなはずないでしょ。私が好きなのは要君だけ……と、ケイ君も」
要君は、ふっと表情を和らげた。
「まあ、ケイなら仕方がないか。
陽菜、ほら手を出せ」
要君から長細い箱を渡された。
「開けていいぞ」
言われるまま、箱を開けてみた。
「うわあ。かわいい!!」
箱の中には、ハートモチーフのシルバーのネックレスが入っていた。
「これ、どうしたの?」
「いい子で待っていたご褒美にって用意してたけど、違うな。首輪だ。陽菜は俺のだって証」
く、首輪……
でも、嬉しいと思ってしまうのは、やっぱ私は要君が大好きだからか。
「要君、ありがとう。大切にするね」
満面の笑みでお礼を伝えた。
「ああ」
ちょっとだけ照れ臭そうに笑って、私の首にネックレスをつけてくれた。
「陽菜、かまってやれなくて悪かったな。やっと仕事が落ち着いてきたから、今週末、俺が陽菜達を、紅葉の綺麗な所に連れて行ってやるよ」
「うん!!」