俺様課長のお気に入り
「うちの兄なんか、ものすごいシスコンなんだから。義姉さんの妊娠で、今は赤ちゃんに目が向いてるからちょっとだけ解放された感じだけど」
「お兄さんって、何歳?」
「33歳だよ」
「俺より1歳上か。きっと、妹がかわいくて仕方がないんだろうな。俺、妹はいないけど、陽菜を見てるとお兄さんの気持ちがわかる気がするわ」
えっ?
……そっか。
ペットというか、妹みたいなものなんだな。
って、なんで落ち込んできたんだろう……。
「陽菜はちびでかわいいからな」
まただ。
またかわいいとか言ってる。
「う、うちの兄の場合は、ちょっと度を超えてるっていうか……ケイ君だって、私がどうしても一人暮らしをするなら、番犬にってプレゼントしてきたんだから。なんならもっと厳つそうな犬種にしようとしてたんだよ」
「あはは。でも、ケイでよかったな。こいつは賢い」
「ワンワン」
自分の名前が聞こえて、ケイ君が反応した。
「ケイ、あと少しで着くからな」
「お兄さんって、何歳?」
「33歳だよ」
「俺より1歳上か。きっと、妹がかわいくて仕方がないんだろうな。俺、妹はいないけど、陽菜を見てるとお兄さんの気持ちがわかる気がするわ」
えっ?
……そっか。
ペットというか、妹みたいなものなんだな。
って、なんで落ち込んできたんだろう……。
「陽菜はちびでかわいいからな」
まただ。
またかわいいとか言ってる。
「う、うちの兄の場合は、ちょっと度を超えてるっていうか……ケイ君だって、私がどうしても一人暮らしをするなら、番犬にってプレゼントしてきたんだから。なんならもっと厳つそうな犬種にしようとしてたんだよ」
「あはは。でも、ケイでよかったな。こいつは賢い」
「ワンワン」
自分の名前が聞こえて、ケイ君が反応した。
「ケイ、あと少しで着くからな」