哀夢
凪は宮崎に住む大学生。メールで知り合って、よく、メールや電話で話していた。 優しい物腰の凪に、わたしはだんだん惹かれて行った。…で、写メの無かった時代(古っ!!)お互いの写真を送りあった。
すると、凪はちょーイケメンだった!!
わたしは、自分に自信が無かったので、
「可愛くなかったろ?ごめんね!」
と言うと、意外なことに、
「めちゃめちゃ可愛いやん!おれの好みやわ!付き合おう‼」
………と、付き合うことになった。
えー、ここまで読んでくれたあなたならわかるでしょうが、ムリなんですよ!遠距離恋愛!!
…で、ご想像どおり、行きました!宮崎!!
ちょうど拒食期で、飯といえば、1日おにぎり1個とかだったんで…。迷惑かからんかなぁ…と。
宮崎に行くと、友達に紹介されたりした。
そこで、凪の友達の彼女さんと知り合った。恭子と言ったその子は、わたしとは違い、家庭に問題の多い子で、わたしと同じ様に、過呼吸や、リスカなどがあった。わたしは恭ちゃんと呼んで、とても懐いていた。
恭ちゃんは、チキン南蛮が上手で、宮崎弁も、恭ちゃんの影響が大きかった。
凪とは、軽自動車で、山道をとばしてくれて、わたしが
「楽しい♪」
と笑うと、
「この運転で怖がらなかった女の子、初めてだよ!」
と、ビックリしていた。
……そう、彼と別れた原因は、大きく3つある。
1つ目は、実家暮らし。わたしが宮崎にいた2週間、恭ちゃんの家にお世話になった。ご飯も買ってこないので、恭ちゃんが作ってくれていた。
2つめは、とある階段での事。
わたしが、足を滑らせて落ちそうになった。…と、前にいたはずの彼が、なんの迷いもなく身をかわした。
まぁ、手すりにしがみついたおかげで、軽傷ですんだけど……。
わたしが、
「今、避けたよね!?」
と言うと、凪は涼しい顔で、
「だって、一緒に落ちるやん?」
………おい!………
凪は確かにカッコ良かった。
細身で長身、整った顔立ち、キレイな手…
2週間が経ち、わたしは福岡に戻る。
そして、初めての遠距離恋愛が始まった…かのように思えたのに、直後、3つ目の事件は起こった。
凪からの電話。わたしはルンルンで出る。
「もしもし?」
「もしもし…おれ…。」
いつもより遥かに弱った声…心配になったわたしは、
「大丈夫?すごいきつそう…病院行ったら?」
「うん…今から行こうと思って……。……でさ、愁ちゃん、病院って何持っていったらいいんかな?」
………ん?………
ちょっと疑問は残ったが、答える。
「えっと…保険証と、あるなら診察券とお金…くらいじゃない?」
「んー…よくわからんけ、お母さんに聞くわ。」
「あ、そっちの方が確かかも…。」
内心、だったら最初からお母さんに聞けよ!と思いながら、取り繕って切った。
なんだか100年の恋が一気に冷めていくような気がした。
その後は、電話が来ても、メールが来ても、返信は遅くなり、精神病が悪化したから…という理由で別れたと思う。
すると、凪はちょーイケメンだった!!
わたしは、自分に自信が無かったので、
「可愛くなかったろ?ごめんね!」
と言うと、意外なことに、
「めちゃめちゃ可愛いやん!おれの好みやわ!付き合おう‼」
………と、付き合うことになった。
えー、ここまで読んでくれたあなたならわかるでしょうが、ムリなんですよ!遠距離恋愛!!
…で、ご想像どおり、行きました!宮崎!!
ちょうど拒食期で、飯といえば、1日おにぎり1個とかだったんで…。迷惑かからんかなぁ…と。
宮崎に行くと、友達に紹介されたりした。
そこで、凪の友達の彼女さんと知り合った。恭子と言ったその子は、わたしとは違い、家庭に問題の多い子で、わたしと同じ様に、過呼吸や、リスカなどがあった。わたしは恭ちゃんと呼んで、とても懐いていた。
恭ちゃんは、チキン南蛮が上手で、宮崎弁も、恭ちゃんの影響が大きかった。
凪とは、軽自動車で、山道をとばしてくれて、わたしが
「楽しい♪」
と笑うと、
「この運転で怖がらなかった女の子、初めてだよ!」
と、ビックリしていた。
……そう、彼と別れた原因は、大きく3つある。
1つ目は、実家暮らし。わたしが宮崎にいた2週間、恭ちゃんの家にお世話になった。ご飯も買ってこないので、恭ちゃんが作ってくれていた。
2つめは、とある階段での事。
わたしが、足を滑らせて落ちそうになった。…と、前にいたはずの彼が、なんの迷いもなく身をかわした。
まぁ、手すりにしがみついたおかげで、軽傷ですんだけど……。
わたしが、
「今、避けたよね!?」
と言うと、凪は涼しい顔で、
「だって、一緒に落ちるやん?」
………おい!………
凪は確かにカッコ良かった。
細身で長身、整った顔立ち、キレイな手…
2週間が経ち、わたしは福岡に戻る。
そして、初めての遠距離恋愛が始まった…かのように思えたのに、直後、3つ目の事件は起こった。
凪からの電話。わたしはルンルンで出る。
「もしもし?」
「もしもし…おれ…。」
いつもより遥かに弱った声…心配になったわたしは、
「大丈夫?すごいきつそう…病院行ったら?」
「うん…今から行こうと思って……。……でさ、愁ちゃん、病院って何持っていったらいいんかな?」
………ん?………
ちょっと疑問は残ったが、答える。
「えっと…保険証と、あるなら診察券とお金…くらいじゃない?」
「んー…よくわからんけ、お母さんに聞くわ。」
「あ、そっちの方が確かかも…。」
内心、だったら最初からお母さんに聞けよ!と思いながら、取り繕って切った。
なんだか100年の恋が一気に冷めていくような気がした。
その後は、電話が来ても、メールが来ても、返信は遅くなり、精神病が悪化したから…という理由で別れたと思う。