蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~
どうしても彼が譲らないので、私たちは公共浴場ではなく温泉旅館の休憩プランを利用することになった。
旅館の温泉施設利用と個室でのお食事と休憩がセットになったものだ。部屋は夜十時まで使えるし、浴衣やタオルもついていて、なかなか便利だ。
さすが高級温泉旅館だけあって、温泉施設はとても綺麗で清潔感があり、屋内の檜風呂も庭園に囲まれた岩風呂も風情たっぷりだった。
でも温泉デートって男女はほとんど別行動になるものだと来てみて気づいた。結局、街散策から温泉に切り替えると、ふたりで一緒に過ごすのは湯上りタイムだけということになる。
温泉で身体をほぐした私たちは早めの夕飯を済ませ、今は純和風の客室で団扇を片手に夕涼みしている。
ふたりとも浴衣姿で、蓮司さんは紺色の浴衣、私は薄い杏子色に白い紫陽花が散らしてある浴衣だ。
旅館の温泉施設利用と個室でのお食事と休憩がセットになったものだ。部屋は夜十時まで使えるし、浴衣やタオルもついていて、なかなか便利だ。
さすが高級温泉旅館だけあって、温泉施設はとても綺麗で清潔感があり、屋内の檜風呂も庭園に囲まれた岩風呂も風情たっぷりだった。
でも温泉デートって男女はほとんど別行動になるものだと来てみて気づいた。結局、街散策から温泉に切り替えると、ふたりで一緒に過ごすのは湯上りタイムだけということになる。
温泉で身体をほぐした私たちは早めの夕飯を済ませ、今は純和風の客室で団扇を片手に夕涼みしている。
ふたりとも浴衣姿で、蓮司さんは紺色の浴衣、私は薄い杏子色に白い紫陽花が散らしてある浴衣だ。