蜜愛婚~極上御曹司とのお見合い事情~
凄まじい勢いで修正をかけ、何度もチェックし、ホテル事業統括部に赴く。
「鷹取部長」
入口を入ると、プライドを犠牲にする気持ちが挫けないうちに蓮司さんの席にまっすぐに進んだ。部屋に入ってきた私の顔を見て、何事かあったと察したのだろう。真帆が心配そうにこちらを見ている。
「ブーケ・ダンジュの件、大変申し訳ありませんでした」
まず謝罪して頭を下げた。
綾瀬花音の名前を今は口にしたくない。言い訳も一切しない。言ったところで立場上彼が聞き入れないのはわかっていた。
「こちらが修正版です。今から先方に直接お届けして謝罪してまいります」
蓮司さんはそれまで読んでいた資料から顔を上げて私を見た。
「チェックは?」
「しました。橘部長も確認済です」
彼はわずかに頷いて「こちらでも見ておく」と答えただけだった。
「申し訳ありませんでした。行ってまいります」
もう一度頭を下げ出て行こうとしたとき、背後から彼の声が響いた。
「白川」
「鷹取部長」
入口を入ると、プライドを犠牲にする気持ちが挫けないうちに蓮司さんの席にまっすぐに進んだ。部屋に入ってきた私の顔を見て、何事かあったと察したのだろう。真帆が心配そうにこちらを見ている。
「ブーケ・ダンジュの件、大変申し訳ありませんでした」
まず謝罪して頭を下げた。
綾瀬花音の名前を今は口にしたくない。言い訳も一切しない。言ったところで立場上彼が聞き入れないのはわかっていた。
「こちらが修正版です。今から先方に直接お届けして謝罪してまいります」
蓮司さんはそれまで読んでいた資料から顔を上げて私を見た。
「チェックは?」
「しました。橘部長も確認済です」
彼はわずかに頷いて「こちらでも見ておく」と答えただけだった。
「申し訳ありませんでした。行ってまいります」
もう一度頭を下げ出て行こうとしたとき、背後から彼の声が響いた。
「白川」