通信制の恋
自宅の最寄り駅に着くと、私は自転車に乗って自宅へと帰った。
私の家は最寄り駅から自転車で10分〜15分くらいの距離にある一軒家だ。
「ただいま〜」
この夕方の時間には家族は誰も帰ってきておらず、私の声はひっそりとした家に響いただけだった。
「あ、そういえば家に着いたら直が連絡しろって言ってっけ…」
冷蔵庫にあるお茶を一飲みしてから私はLINEを開き、早速友達追加された直に"家に着きました"とメッセージを送った。
すると、直ぐに既読がつき、返事が来た。
"俺も家に着いた。帰り道、何もなかった?"
「なんだか、直、親みたい…」
そんなことを思いつつも、"何もなかったよ。"と送り返した。
今日は親が帰ってくるまでずっと直とメッセージのやり取りをした。
お風呂から上がり、髪の毛を乾かし終えると、私のスマホが鳴りだした。
「っ!び、びっくりした…誰…?」
突然のことに肩を上げて驚くと、私はそーっとスマホの液晶画面を覗いた。
するとそこには、"栗田杏樹"の文字が。
「あ、杏樹ちゃんだ!」
直に連れられて帰ってしまったため、杏樹ちゃんを1人にしてしまっていたのだ。
すっかり連絡をするのを忘れてしまって、後悔の念からすぐさま電話に出た。
「はい!もしもし!杏樹ちゃんごめんね!?」
『あははっ、電話に出たと思ったら、いきなり謝罪って』
「ご、ごめん…、杏樹ちゃん置いてって…」
『見たよ〜、あの天野くんと一緒に帰ったんでしょ?噂になってたよ〜。』
「え!えぇ〜…、変な噂じゃないといいんだけど…」
『一緒に帰って何か進展でもあった?』
グイグイとくる杏樹ちゃんの質問に私は帰り道のことを思い出して、ぼぼぼと顔が赤くなった
私の家は最寄り駅から自転車で10分〜15分くらいの距離にある一軒家だ。
「ただいま〜」
この夕方の時間には家族は誰も帰ってきておらず、私の声はひっそりとした家に響いただけだった。
「あ、そういえば家に着いたら直が連絡しろって言ってっけ…」
冷蔵庫にあるお茶を一飲みしてから私はLINEを開き、早速友達追加された直に"家に着きました"とメッセージを送った。
すると、直ぐに既読がつき、返事が来た。
"俺も家に着いた。帰り道、何もなかった?"
「なんだか、直、親みたい…」
そんなことを思いつつも、"何もなかったよ。"と送り返した。
今日は親が帰ってくるまでずっと直とメッセージのやり取りをした。
お風呂から上がり、髪の毛を乾かし終えると、私のスマホが鳴りだした。
「っ!び、びっくりした…誰…?」
突然のことに肩を上げて驚くと、私はそーっとスマホの液晶画面を覗いた。
するとそこには、"栗田杏樹"の文字が。
「あ、杏樹ちゃんだ!」
直に連れられて帰ってしまったため、杏樹ちゃんを1人にしてしまっていたのだ。
すっかり連絡をするのを忘れてしまって、後悔の念からすぐさま電話に出た。
「はい!もしもし!杏樹ちゃんごめんね!?」
『あははっ、電話に出たと思ったら、いきなり謝罪って』
「ご、ごめん…、杏樹ちゃん置いてって…」
『見たよ〜、あの天野くんと一緒に帰ったんでしょ?噂になってたよ〜。』
「え!えぇ〜…、変な噂じゃないといいんだけど…」
『一緒に帰って何か進展でもあった?』
グイグイとくる杏樹ちゃんの質問に私は帰り道のことを思い出して、ぼぼぼと顔が赤くなった