通信制の恋
イルカショーを見終わる頃にはやっと私の頬の赤らみも消え、平常心が保てるようになってきた。
それでもまだ、直の顔というか唇を見ると先ほどのキスを思い出してしまって、また顔が沸騰してしまう。
「(これは直さなければ…!)」
ふんす、と意気込んでいるとイルカショーを見た後の人混みで水族館の館内は来た時よりもだいぶ混雑していた。
「次、どこ行く?」
「あ、杏樹ちゃんがペンギンのコーナーにいるって言ってた」
「じゃあ、ペンギンコーナー行こうか」
「うん。」
と返事をすると当たり前かのように直から手を差し伸ばされた。
「ん。繋いでないと、結、迷子になりそうだし。あと、虫除け」
「へ?」
虫除けなんてこの水族館では無意味なのでは?と思ったが、後日杏樹ちゃんに言葉の意味を聞くまでは私は知らなかったのだった。
それでもまだ、直の顔というか唇を見ると先ほどのキスを思い出してしまって、また顔が沸騰してしまう。
「(これは直さなければ…!)」
ふんす、と意気込んでいるとイルカショーを見た後の人混みで水族館の館内は来た時よりもだいぶ混雑していた。
「次、どこ行く?」
「あ、杏樹ちゃんがペンギンのコーナーにいるって言ってた」
「じゃあ、ペンギンコーナー行こうか」
「うん。」
と返事をすると当たり前かのように直から手を差し伸ばされた。
「ん。繋いでないと、結、迷子になりそうだし。あと、虫除け」
「へ?」
虫除けなんてこの水族館では無意味なのでは?と思ったが、後日杏樹ちゃんに言葉の意味を聞くまでは私は知らなかったのだった。