通信制の恋
カレールーが溶けるように全体をゆっくりとかき混ぜていると、カレーのいい匂いがしてきた。
「ん〜、いい匂い。ってあちこちでカレー作ってるから、うちらのカレーの匂いじゃないかもね」
「あははっ、そうかも。どこもかしこもカレーの匂いが充満してるもんね。」
二人でカレーの様子を見ていると、ご飯の様子を見ていた直が飯ごうを持って戻ってきた。
「ご飯炊けたみたいだよ。」
「ほんと?見せて見せて!」
私がせがむと直は手頃な場所に飯ごうを置くと、その蓋を取った。
すると、お米のいい香りと湯気が目の前を覆った。
「「わぁ〜!」」
私と杏樹ちゃんが歓声を上げたその目の前にはツヤツヤに炊かれたご飯があった。
「うまく炊けてるじゃん!カレーももう少しで出来るし、お皿の準備しよ!」
「あ、私も手伝うよ!」
「ありがと。でも、結が来ると天野くんももれなく付いてくるし、私は太陽と準備してるから、今度は結がカレーを見てて?」
「…はい。」
杏樹ちゃんの言う通り、私のいるところには必ず直が付いてくる。
そのため、誰か一人がカレーを見てないといけないため、また東雲くんにさせるわけにはいかなかったので、私は大人しく頷いた。
「ん〜、いい匂い。ってあちこちでカレー作ってるから、うちらのカレーの匂いじゃないかもね」
「あははっ、そうかも。どこもかしこもカレーの匂いが充満してるもんね。」
二人でカレーの様子を見ていると、ご飯の様子を見ていた直が飯ごうを持って戻ってきた。
「ご飯炊けたみたいだよ。」
「ほんと?見せて見せて!」
私がせがむと直は手頃な場所に飯ごうを置くと、その蓋を取った。
すると、お米のいい香りと湯気が目の前を覆った。
「「わぁ〜!」」
私と杏樹ちゃんが歓声を上げたその目の前にはツヤツヤに炊かれたご飯があった。
「うまく炊けてるじゃん!カレーももう少しで出来るし、お皿の準備しよ!」
「あ、私も手伝うよ!」
「ありがと。でも、結が来ると天野くんももれなく付いてくるし、私は太陽と準備してるから、今度は結がカレーを見てて?」
「…はい。」
杏樹ちゃんの言う通り、私のいるところには必ず直が付いてくる。
そのため、誰か一人がカレーを見てないといけないため、また東雲くんにさせるわけにはいかなかったので、私は大人しく頷いた。