MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
「アンタ,父親でしょ?責任取りなよ」
美優は産むと決めたうえで,彼にそう詰め寄った。
「あたし,この子産むよ。だから,出産費用出して,生まれたらちゃんと認知して。結婚してなんて言わないから」
呑気な健は、ここまで言われても何も感じていない様子。とどのつまりはコレだ。
「お前,高校どうすんの?」
(はあ⁉自分の彼女が「子供できた」っつってんのに,学校の心配?)
気の強いギャルである美優は,「今それどころじゃないでしょ⁉」と怒鳴りたいのを何とかこらえ,一言だけ答える。
「辞める。しかないじゃん」
お腹が大きくなるまでは,通ってもいいと思うけれど,子育てしながら学校に通い続けるなんてほぼ不可能だ。
するとまた,健からの能天気な一言。
「なんで?辞めなくていいじゃんよ。堕ろせば?そしたら今まで通り,付き合ってやってもいいぜ」
その一言に,とうとう美優はブチ切れた。せっかく授かった命を「堕ろせ」?妊娠させたのは自分なのに⁉
美優は産むと決めたうえで,彼にそう詰め寄った。
「あたし,この子産むよ。だから,出産費用出して,生まれたらちゃんと認知して。結婚してなんて言わないから」
呑気な健は、ここまで言われても何も感じていない様子。とどのつまりはコレだ。
「お前,高校どうすんの?」
(はあ⁉自分の彼女が「子供できた」っつってんのに,学校の心配?)
気の強いギャルである美優は,「今それどころじゃないでしょ⁉」と怒鳴りたいのを何とかこらえ,一言だけ答える。
「辞める。しかないじゃん」
お腹が大きくなるまでは,通ってもいいと思うけれど,子育てしながら学校に通い続けるなんてほぼ不可能だ。
するとまた,健からの能天気な一言。
「なんで?辞めなくていいじゃんよ。堕ろせば?そしたら今まで通り,付き合ってやってもいいぜ」
その一言に,とうとう美優はブチ切れた。せっかく授かった命を「堕ろせ」?妊娠させたのは自分なのに⁉