MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
四月前半の勤務シフトはもう出ていて,そのスケジュールが黒いペンで,プライベートの予定はピンクのペンで書き込んである。
四日はバイトのシフトに入っていて,夜からは家で春奈の誕生日会をやることになっているけれど,夕方から夜七時までの間なら予定は空いている。
「これならいけそうだな」
美優はまたテンキーを指で叩く。
『来月の四日ですね。大丈夫です。
ですが,朝一〇時から午後三時まではバイトが入っていて,夜は家で娘の誕生祝いをすることになっているので,午後三時半頃~七時頃の間ならお会いできるのですが。それでもいいでしょうか?
場所は,JR恵比寿駅前のカフェでどうでしょう?』
すると数分後,〈Yu-Ichi〉氏から『それでOKです』と返信がきた。
ちなみに,健とケンカ別れしたのも恵比寿駅前のカフェだが,今回待ち合わせ場所に指定したのとは別の店だ。
あんな曰くつきの店,縁起が悪すぎて婚活デート(?)になんか使う気がしない。
――そんなこんなで,美優はようやく〈Yu-Ichi〉氏との初対面を果たすこととなった。
四日はバイトのシフトに入っていて,夜からは家で春奈の誕生日会をやることになっているけれど,夕方から夜七時までの間なら予定は空いている。
「これならいけそうだな」
美優はまたテンキーを指で叩く。
『来月の四日ですね。大丈夫です。
ですが,朝一〇時から午後三時まではバイトが入っていて,夜は家で娘の誕生祝いをすることになっているので,午後三時半頃~七時頃の間ならお会いできるのですが。それでもいいでしょうか?
場所は,JR恵比寿駅前のカフェでどうでしょう?』
すると数分後,〈Yu-Ichi〉氏から『それでOKです』と返信がきた。
ちなみに,健とケンカ別れしたのも恵比寿駅前のカフェだが,今回待ち合わせ場所に指定したのとは別の店だ。
あんな曰くつきの店,縁起が悪すぎて婚活デート(?)になんか使う気がしない。
――そんなこんなで,美優はようやく〈Yu-Ichi〉氏との初対面を果たすこととなった。