MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
「えっ?いいんですか?」
確かに美優は,春奈と約束していた。「今日,春奈のお誕生日プレゼントを買って帰るから」と。
でもまさか,そんな個人的な用事にまで付き合ってくれるなんて思ってもみなかった。
「うん,いいよ。春奈ちゃんはいずれ僕の娘になる子だから。それに,もう少し君と一緒にいたいし」
「あ……」
……あたしと同じだ。美優はまたキュンとなった。彼と知り合ってから,もう何度キュンキュンさせられたか分からない。
「あたしも……,です」
「じゃ,決定だ。――ところで,春奈ちゃんの写真あったら見せてもらっていいかな?」
「はい。ちょっと待って下さいね……」
美優は自分のスマホを操作し,フォトアプリを起動させて春奈と自分の写真を開いた。
「あった。コレです。父が撮ってくれた写真ですけど」
そこに写っているのは,母娘の仲睦まじいツーショット。
「へえ,可愛いねえ。君も,いいお母さんの顔してるよ」
美優にスマホを返しながら,裕一はニコニコして感想を述べる。
「そうですか?ありがとうございます」
美優は少しはにかんだ。お世話抜きで,ストレートに褒めてくれる裕一にまたまたキュンとなる。今日だけでもう何回目だろう?
「こちらこそありがとう。いい写真見せてもらったよ。じゃ,そろそろ出ようか」
カフェは前払い式なので,二人はそのまま席を立って店を出た。
確かに美優は,春奈と約束していた。「今日,春奈のお誕生日プレゼントを買って帰るから」と。
でもまさか,そんな個人的な用事にまで付き合ってくれるなんて思ってもみなかった。
「うん,いいよ。春奈ちゃんはいずれ僕の娘になる子だから。それに,もう少し君と一緒にいたいし」
「あ……」
……あたしと同じだ。美優はまたキュンとなった。彼と知り合ってから,もう何度キュンキュンさせられたか分からない。
「あたしも……,です」
「じゃ,決定だ。――ところで,春奈ちゃんの写真あったら見せてもらっていいかな?」
「はい。ちょっと待って下さいね……」
美優は自分のスマホを操作し,フォトアプリを起動させて春奈と自分の写真を開いた。
「あった。コレです。父が撮ってくれた写真ですけど」
そこに写っているのは,母娘の仲睦まじいツーショット。
「へえ,可愛いねえ。君も,いいお母さんの顔してるよ」
美優にスマホを返しながら,裕一はニコニコして感想を述べる。
「そうですか?ありがとうございます」
美優は少しはにかんだ。お世話抜きで,ストレートに褒めてくれる裕一にまたまたキュンとなる。今日だけでもう何回目だろう?
「こちらこそありがとう。いい写真見せてもらったよ。じゃ,そろそろ出ようか」
カフェは前払い式なので,二人はそのまま席を立って店を出た。