MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
「――そういえば,今まで気づかなかったけど。美優ってけっこうグラマーだね」
「……そりゃあ,出産経験者ですから」
美優は赤面しながら答える。春奈を身ごもるまでは,胸もそんなに大きくなかった。大きくなったのは,春奈を母乳で育ててきたからかもしれない。
「っていうか!裕一さん,どこ見てるの⁉もー,恥ずかしいっ!」
美優は両手の平で顔を覆った。まさか自分が,こんな会話を恋人とする日が来るなんて思わなかったのだ。
そりゃあ,こんな攻めすぎのファッションを選んだのは美優自身だけれど。パッと見はどこぞのキャバ嬢と変わらないけども!そこはどストレートにツッコまないでほしい。
「いやいや。褒めてるんだよ。今日の君はなんか色っぽいなあって」
「ちゃんと大人の女性に見える?」
「うん」
子供っぽく見られたくなくて,いつもより背伸びした。それをちゃんと認めてもらえて,美優からは笑みがこぼれた。
――二人はまず,イタリアンのレストランで夕食を摂ることにした。
カジュアルな店ではあるけれど,レストランには違いない。美優の働いているファミレスとは大違いである。
ここにきて,裕一のファッションがいつもよりキチッとしている理由が分かった。
「……そりゃあ,出産経験者ですから」
美優は赤面しながら答える。春奈を身ごもるまでは,胸もそんなに大きくなかった。大きくなったのは,春奈を母乳で育ててきたからかもしれない。
「っていうか!裕一さん,どこ見てるの⁉もー,恥ずかしいっ!」
美優は両手の平で顔を覆った。まさか自分が,こんな会話を恋人とする日が来るなんて思わなかったのだ。
そりゃあ,こんな攻めすぎのファッションを選んだのは美優自身だけれど。パッと見はどこぞのキャバ嬢と変わらないけども!そこはどストレートにツッコまないでほしい。
「いやいや。褒めてるんだよ。今日の君はなんか色っぽいなあって」
「ちゃんと大人の女性に見える?」
「うん」
子供っぽく見られたくなくて,いつもより背伸びした。それをちゃんと認めてもらえて,美優からは笑みがこぼれた。
――二人はまず,イタリアンのレストランで夕食を摂ることにした。
カジュアルな店ではあるけれど,レストランには違いない。美優の働いているファミレスとは大違いである。
ここにきて,裕一のファッションがいつもよりキチッとしている理由が分かった。