MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
「美優,アルコールは?」
「大丈夫。っていうか,結構強いかも。――裕一さんは?」
席に着いた二人は,まず食前のドリンクを注文した。美優はロゼのシャンパン,裕一は炭酸入りのミネラルウォーター。
「僕も飲めるけど,今日は運転しなきゃいけないから」
「そっか。飲酒運転はマズいもんね」
お酒の入るディナーデート。それだけでもう,一気にオトナの階段を上がってしまった気がする。
「――お待たせ致しました」
ウェイターが,テーブルに二人のドリンクを運んできた。ボトルからシャンパングラスに注いだシャンパンを、美優の前に置いてくれる。
乾杯をして,二人は各々グラスを傾ける。
「うん,美味し~い☆」
美優はグラスの半分ほどをグッと呷り,ウットリした。
「でもお酒強いと,酔ってしなだれかかる……とかはないかも。あんまり色気ないよね,それも」
「いや,別にそんなの求めてないから。っていうかそもそも僕が,酔っ払う女性って苦手でね。だから,美優がアルコール強くて助かってる」
「う~~ん,確かに女の酔っ払いって,同性のあたしでも面倒くさいかも」
友達と女子会で飲んで,泥酔されるのはなんかイヤだ。
「今度は僕ん家で一緒に飲もうか」
「うん,いいね」
お家デートなら,「車の運転があるからアルコールは……」なんて気にする必要はないし。最初から泊り目的なら,たとえ酔い潰れても(美優の場合はあり得ないだろうけれど)何の問題もないわけだ。
料理のオーダーは,裕一に任せた。幸い美優は嫌いな食材・苦手な食材がないので,何が来ても食べられる。
「大丈夫。っていうか,結構強いかも。――裕一さんは?」
席に着いた二人は,まず食前のドリンクを注文した。美優はロゼのシャンパン,裕一は炭酸入りのミネラルウォーター。
「僕も飲めるけど,今日は運転しなきゃいけないから」
「そっか。飲酒運転はマズいもんね」
お酒の入るディナーデート。それだけでもう,一気にオトナの階段を上がってしまった気がする。
「――お待たせ致しました」
ウェイターが,テーブルに二人のドリンクを運んできた。ボトルからシャンパングラスに注いだシャンパンを、美優の前に置いてくれる。
乾杯をして,二人は各々グラスを傾ける。
「うん,美味し~い☆」
美優はグラスの半分ほどをグッと呷り,ウットリした。
「でもお酒強いと,酔ってしなだれかかる……とかはないかも。あんまり色気ないよね,それも」
「いや,別にそんなの求めてないから。っていうかそもそも僕が,酔っ払う女性って苦手でね。だから,美優がアルコール強くて助かってる」
「う~~ん,確かに女の酔っ払いって,同性のあたしでも面倒くさいかも」
友達と女子会で飲んで,泥酔されるのはなんかイヤだ。
「今度は僕ん家で一緒に飲もうか」
「うん,いいね」
お家デートなら,「車の運転があるからアルコールは……」なんて気にする必要はないし。最初から泊り目的なら,たとえ酔い潰れても(美優の場合はあり得ないだろうけれど)何の問題もないわけだ。
料理のオーダーは,裕一に任せた。幸い美優は嫌いな食材・苦手な食材がないので,何が来ても食べられる。