MIYU~シングルマザー二十歳,もう一度恋します~
「家に電話してたの?」
ベッドに腰かけていた美優の隣りに,濡れた髪をバスタオルで拭きながら裕一が腰を下ろす。
シチュエーション自体は数十分前とそれほど変わらないのに,場所が寝室というだけで余計に生々しさが増している気がする。
「うん。お母さんのケータイに。春奈はお父さんにお風呂に入れてもらってるって。だから声は聴けなかった。でも,別にグズったりはしてないみたいで安心した」
「そっか……」
美優はベッドサイドに持ってきたバッグにスマホを戻した。
「――裕一さん」
「ん?なに?」
行為に及ぶ前に,美優は裕一に大事なことを言っておこうと思った。
「あたし,こういうことするの四年ぶりで。しかもちゃんと大人になってからは初めてで……。だからその……,あなたを満足させてあげられるかどうか……」
「うん,分かってる。大丈夫だから」
優しく頷いた後,彼は美優にキスをした。でもそれは,美優がこれまで経験したことのない濃厚で,甘いキス。
ベッドに腰かけていた美優の隣りに,濡れた髪をバスタオルで拭きながら裕一が腰を下ろす。
シチュエーション自体は数十分前とそれほど変わらないのに,場所が寝室というだけで余計に生々しさが増している気がする。
「うん。お母さんのケータイに。春奈はお父さんにお風呂に入れてもらってるって。だから声は聴けなかった。でも,別にグズったりはしてないみたいで安心した」
「そっか……」
美優はベッドサイドに持ってきたバッグにスマホを戻した。
「――裕一さん」
「ん?なに?」
行為に及ぶ前に,美優は裕一に大事なことを言っておこうと思った。
「あたし,こういうことするの四年ぶりで。しかもちゃんと大人になってからは初めてで……。だからその……,あなたを満足させてあげられるかどうか……」
「うん,分かってる。大丈夫だから」
優しく頷いた後,彼は美優にキスをした。でもそれは,美優がこれまで経験したことのない濃厚で,甘いキス。