過ぎた時間は違っても
ベッドの上に横になっていると、慶太郎おじさんが父の代わりに様子を見に来てくれた。心配なら自分で来いよとも思ったが、今はそんな事どうでも良い。心の穴を埋めてくれるのなら誰でも良い。

「慶太郎おじさんは何で結婚しないんだ?」

「好きな子はいるんだけどさぁ。片想い中なんだ。友達以上に見てもらえなくてさ」

「辛いよな、片想いが叶わないって」

ちゃんとした恋なんてした事がないのに慶太郎おじさんの気持ちが凄くよく分かる。どれだけ頑張っても男として見てもらえない悔しさというか、安心感というか。本当にどうしてしまったのだろう。
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