過ぎた時間は違っても
来栖先輩には年子の妹がいたらしいんだけど、私の存在が無くなった事で来栖先輩の母親は妹を妊娠すらしなかったらしい。妹の存在が無くなってしまったため、別の国で起きるはずの無い大きな戦争が起きてしまった。理由は妹の存在が無くなってしまった事で生まれるはずだったその国の王子も生まれなかった事。でも、今更消した私の存在を元に戻す事も出来ないから私に来栖先輩の妹として生まれ変わってきてほしいとの事。
「本当にすまない。俺の大きな誤算だ。本来なら見逃して良いんだが・・・」
「分かりました。神様にはお世話になっておりますから。喜んでお引き受け致します」
返事を聞くと、神様は泣きながら私を抱き締めた。離れたくないと泣いた。大丈夫だと励ます事しか出来なかったけれど、また呼んでほしいとしか言えなかったけれど。
「本当にすまない。俺の大きな誤算だ。本来なら見逃して良いんだが・・・」
「分かりました。神様にはお世話になっておりますから。喜んでお引き受け致します」
返事を聞くと、神様は泣きながら私を抱き締めた。離れたくないと泣いた。大丈夫だと励ます事しか出来なかったけれど、また呼んでほしいとしか言えなかったけれど。