過ぎた時間は違っても
今、羽季が抱えている不安や疑問。なぜ分かってもらえないんだというやるせない気持ち。なぜ皆は何も感じないんだという行き場の無い心。解消できない渦が羽季の心の中に居座っていた。
「私が怖い?」
「何でそんな事・・・」
「信じてもらえないって不安?」
黙ってしまった。図星だったのかな。信じろとか、私は理解できるとか思っている訳ではない。でも、味方である事は知ってほしかった。だからなのかな。コートを使いたいという子供たちと一緒にバスケが出来たのは。
子供たちに気を使い、出来る限り子供たちにボールを回しながらゲームを進めていると羽季が目の前で一対一の勝負を仕掛けてきた。
「私が怖い?」
「何でそんな事・・・」
「信じてもらえないって不安?」
黙ってしまった。図星だったのかな。信じろとか、私は理解できるとか思っている訳ではない。でも、味方である事は知ってほしかった。だからなのかな。コートを使いたいという子供たちと一緒にバスケが出来たのは。
子供たちに気を使い、出来る限り子供たちにボールを回しながらゲームを進めていると羽季が目の前で一対一の勝負を仕掛けてきた。