過ぎた時間は違っても
二章・不思議なお泊まり会
特にこれと言って
今日の病院も結果は同じだった。心臓の動きも気にする程ではないし、色素も抜けている様子はない。徐々に戻り出すだろうと言われた。色んな医師の話を聞いた上での結果だから間違いは無いんだと思う。でも、運動すれば苦しくなる体をただの体力の衰えで済ませて良いのかな。私の伝え方が悪いだけで本当は亡くなってしまうくらい重い病気なんじゃないのかな。両親や医師が嘘を吐いているとも考えにくいし、思い過ごしか。神経質になりすぎているだけだよね、きっと。
「そういえばさ、何でうちの高校って校則緩いの?」
「おばあちゃんが言ったんだってさ。教師が守れない事を校則に入れるなって」
私たちの通っている高校は指定の制服と指定の運動着以外の登校を認めない。中学校では考えられなかったけれど、生徒の半分が運動着で授業を受けているなんて今は日常の風景だった。
「そういえばさ、何でうちの高校って校則緩いの?」
「おばあちゃんが言ったんだってさ。教師が守れない事を校則に入れるなって」
私たちの通っている高校は指定の制服と指定の運動着以外の登校を認めない。中学校では考えられなかったけれど、生徒の半分が運動着で授業を受けているなんて今は日常の風景だった。