過ぎた時間は違っても
何とかして離れたいけれど、羽季もやっぱり男なんだと実感してしまう。どれだけ力を入れてもびくともしない。抱き締めている腕を引き剥がそうとしても力むだけで動かない。
「このまま最後のリレーにも出てよ!そこでもマネージャーが必要でさ!」
「・・・分かった。分かったから落ち着いて」
笑顔のまま私の手を握り締めてまだ助けてほしい種目があるのだと言ってくる羽季。早く離れてほしかったのと、羽季の勢いに負けて他のも出ると約束してしまった。
参加する、協力すると言えば羽季も離れてくれるかと思ったんだけどそこまで単純ではない事を忘れていた。次は協力するという言葉に喜びを隠せなくて抱き着いて来たんだ。
二回目となると半分諦めていた。もう目立ってしまっているのだから同じかって、どうにでもなれって思っている私がいたんだ。
「このまま最後のリレーにも出てよ!そこでもマネージャーが必要でさ!」
「・・・分かった。分かったから落ち着いて」
笑顔のまま私の手を握り締めてまだ助けてほしい種目があるのだと言ってくる羽季。早く離れてほしかったのと、羽季の勢いに負けて他のも出ると約束してしまった。
参加する、協力すると言えば羽季も離れてくれるかと思ったんだけどそこまで単純ではない事を忘れていた。次は協力するという言葉に喜びを隠せなくて抱き着いて来たんだ。
二回目となると半分諦めていた。もう目立ってしまっているのだから同じかって、どうにでもなれって思っている私がいたんだ。