過ぎた時間は違っても
美幸ちゃんと歩幸くんは勉強は普通に出来るけどここの高校の授業が自分に合っていないだけ。でも、明穂ちゃんは違う。武弘さんと一緒の高校に入りたくて頑張ったけれど、暗記したようなものだから身に付いていないんだよね。
「どこまで追い掛けてくるの・・・?」
「見ーっけたー。見つからない場所、教えようかー?」
次の出番までの間、他の部の部長や顧問から逃げていると羽季が現れた。ここなら運動場からも近いし、見付からないと思っていたのに場所を変えなきゃと思っていると羽季が逃亡を手伝うと提案してきた。一人で逃げているよりはマシだと思って頼ってみた。
羽季の見付からない場所というのは、普通科の校舎の屋上だった。確かにここなら太陽の光が強くて人も寄り付かないけど、私たちも干からびてしまうんじゃ。
「どこまで追い掛けてくるの・・・?」
「見ーっけたー。見つからない場所、教えようかー?」
次の出番までの間、他の部の部長や顧問から逃げていると羽季が現れた。ここなら運動場からも近いし、見付からないと思っていたのに場所を変えなきゃと思っていると羽季が逃亡を手伝うと提案してきた。一人で逃げているよりはマシだと思って頼ってみた。
羽季の見付からない場所というのは、普通科の校舎の屋上だった。確かにここなら太陽の光が強くて人も寄り付かないけど、私たちも干からびてしまうんじゃ。