過ぎた時間は違っても
暫く泣いていると、疲れてしまったのかそのまま眠ってしまった明穂を布団に寝かせて起きるのを待とうとした。すると、明穂の兄が初めて私に口を開いたんだ。
「妹がすまない。実は明穂が・・・」
「待ってください。明穂本人から聞きます。話したくないのなら話してくれるまで待ちます。明穂の口から聞かせてください」
明穂の兄が理由を話そうとしたから、強引に止めてしまった。もし、明穂が聞かれたくない事で泣いていたんだとしたら私は聞くべきではない。話さない事で明穂と友達では無くなる訳じゃないから。
たぶん殺したいくらい憎いとか言われても嫌いにはなれないと思う。どんなに酷い事を言われても、理不尽な事を言われても絶対に嫌いになれない。根拠も理由もないけれど、そんな気がする。
「妹がすまない。実は明穂が・・・」
「待ってください。明穂本人から聞きます。話したくないのなら話してくれるまで待ちます。明穂の口から聞かせてください」
明穂の兄が理由を話そうとしたから、強引に止めてしまった。もし、明穂が聞かれたくない事で泣いていたんだとしたら私は聞くべきではない。話さない事で明穂と友達では無くなる訳じゃないから。
たぶん殺したいくらい憎いとか言われても嫌いにはなれないと思う。どんなに酷い事を言われても、理不尽な事を言われても絶対に嫌いになれない。根拠も理由もないけれど、そんな気がする。