過ぎた時間は違っても
良いんじゃない?
俺がいると慌てふためいてしまうと思い、唯織の友達が目を覚ます前に部長と別の部屋に移動した。唯織の友達もきっと女二人の方が話しやすい事もあるだろうし、何と言ったとしても唯織が責め立てる事は無いと思っていたから。
「ごめんな。俺も頭の中整理できて無くて。俺と話すのも辛かっただろ?」
「良いんですよ。俺が恨んでるのは二人の父親であって部長じゃないんですから。・・・そんなに詫びたいなら全国大会、連れていってくださいよ」
部長が頭の中を整理できていなかった事くらい知っていたさ。だって家族以外の女性と喋れない部長が唯織に自分から理由を説明しようとしたんだ。混乱している自分の頭の中を整理するために声に出したかったんだと思ったさ。
「ごめんな。俺も頭の中整理できて無くて。俺と話すのも辛かっただろ?」
「良いんですよ。俺が恨んでるのは二人の父親であって部長じゃないんですから。・・・そんなに詫びたいなら全国大会、連れていってくださいよ」
部長が頭の中を整理できていなかった事くらい知っていたさ。だって家族以外の女性と喋れない部長が唯織に自分から理由を説明しようとしたんだ。混乱している自分の頭の中を整理するために声に出したかったんだと思ったさ。