過ぎた時間は違っても
前髪、左右に分けたんだ。柄は悪くなくなったけど凄い違和感がある。切らないのかな。切った方が似合うと思うんだけど。
「唯織・・・?本当に大丈夫・・・?」
「え?あ、うん。来栖先輩の前髪がある方が好きだったなって思ってね。どこ行くか決まった?」
羽季が心配して帰らせようとしていたからなのか、明穂まで不安にさせてしまった。本当なのかと疑いの目を向けられているけれど、私も体調が悪かったら家を出る前に断っていた。明穂も来るなんて思っていなかったし、羽季と羽季の恋人と三人なんて気まずくて断る理由を探していたくらいなんだから無理をしてまで来なかったさ。でも、私は待ち合わせ場所に来て皆と合流している。だから大丈夫なんだけど説明してどうにかなるのかな。
「唯織・・・?本当に大丈夫・・・?」
「え?あ、うん。来栖先輩の前髪がある方が好きだったなって思ってね。どこ行くか決まった?」
羽季が心配して帰らせようとしていたからなのか、明穂まで不安にさせてしまった。本当なのかと疑いの目を向けられているけれど、私も体調が悪かったら家を出る前に断っていた。明穂も来るなんて思っていなかったし、羽季と羽季の恋人と三人なんて気まずくて断る理由を探していたくらいなんだから無理をしてまで来なかったさ。でも、私は待ち合わせ場所に来て皆と合流している。だから大丈夫なんだけど説明してどうにかなるのかな。