過ぎた時間は違っても
本当に死ぬのかなって思ってしまう。だって無理さえしなければ何も変わらないんだもの。確かに髪は茶色になってしまったけれど、余命宣告を受けてからまた止まっている。正直、私の命を脅かしている病気は何をしたいんだろうって考えてしまうほど心に余裕があった。
「まだ半年もあるじゃない。動けるうちに色んな思い出作ろ?」
「最後みたいに言うなよ!これからもずっとそばにいてくれよ!」
「・・・最後なんだよ?最後だから笑っていたい。最後だから楽しい事がしたい。最後だからっ!・・・最後だから、一秒でも多く一緒にいたいんだよ」
まさか、自分まで泣いてしまうとは思わなかった。てっきり、いつもみたいにはぐらかす物だと思っていた。
「まだ半年もあるじゃない。動けるうちに色んな思い出作ろ?」
「最後みたいに言うなよ!これからもずっとそばにいてくれよ!」
「・・・最後なんだよ?最後だから笑っていたい。最後だから楽しい事がしたい。最後だからっ!・・・最後だから、一秒でも多く一緒にいたいんだよ」
まさか、自分まで泣いてしまうとは思わなかった。てっきり、いつもみたいにはぐらかす物だと思っていた。