わたし、気付けば溺愛されてました。


翌日、目が覚めると昨日よりだいぶ体が軽くなったことがすぐに分かった。


「司くん、新木さんが心配な気持ちはわかるけど、俺に任せてはやく学校に行ったらどう?ねえ、桃ちゃんもそう思うでしょ?」


「つかさくん、サッカーしに行かなくていいの?れんしゅう、遅れちゃうよ??」


「うんうん、はやく朝練に行くといいよ」


「桃を味方にするな!!圭!!圭は、俺の味方だよね!?」


「みかた…ってなあに?ぼくはね、たくみくんの高い高いが好きぃ~!!」


「圭くん、いい子だなあ~!ほら、おいで!高い高~い!!」


「きゃっきゃっきゃ」


「くっそう……圭まで騙されてる……たしかに俺の身長じゃ高い高いしてもつまんないかもだけどさ……」


なんか…………いつもより、下が騒がしいんですけど。

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