【短】FRIEND Ⅲ


こんな風な友達以上の存在でも、芽生える感情が食い違えば痛みは増すばかり。

気持ちの波に放り込まれて眩暈がするほど気持ちが上下する。



きみが、好きだよ。


本当に、好きなんだ…。



けれど、また押し殺した言葉たち。


喉元のすぐ先にまで出掛かって、無理に飲み込む。

この関係を今さら壊すのが怖くて。


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