私と君
夏菜に大都くんが好きな人がいることを、伝えた。

夏菜「まぁ、いると思ってたよ」

結弦「えっ!知ってたの!?」

夏菜「まぁ、何となくね?でも、結弦が不安にならなくて大丈夫だって、まだチャンスはあるんだから」



結弦「うん……。」























次の委員会は、外で掃除をしていた。



階段に腰掛けてる。大都くんに、私は勇気を出した。


結弦「や、大都くん……。あのさ、」



大都「どした?何?」



結弦「大都くん、前に好きな人いるって言ってたじゃん?」


大都「っ!、あぁ。」


結弦「私にその好きな人教えてくれないかな…って」


大都「結弦が教えてくれたら教えるよ」


結弦「へっ!私!?無理だよ!!」


大都「じゃあ、無理だな。」

 
ど、どうしよ………、あ、そうだ!

 
結弦「じゃ、お互いにその人についての質問をし合お!」




大都「例えば?」


結弦「クラスは奇数か偶数かとか」


大都「ふーんなるほどね。いいよ。でも深い質問はダメだからね」


結弦「うん!早速じゃ、クラスは奇数ですか?偶数ですか?」

大都「偶数クラスだよ。結弦は?」


結弦「私も偶数クラス」


大都「じゃあ、番号順は半分から上?下?」

結弦「下。大都くんは?」

大都「上だよ。今日は、ここまで。」


結弦「分かった。」



その質問に自分も当てはまってる。そんなの期待しちゃうに決まってんじゃん。













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