私と君
私たちは、教室を出て部活に向かう。大都くんは運動場に、私は今いる校舎の後1つの校舎に
2人で廊下を歩く。



結弦「大都くん、教えてくれてありがとう!本当に助かった!」

大都「いや、拓海が教えてくれただけだから」


結弦「そっか、でもありがとね!」


私は、大都くんの斜め前を歩く。


大都「結弦」

結弦「なに?」

大都「結弦、俺と付き合って下さい。」

急すぎて、頭が追いつかなかった。


結弦「私も、大都くんのことが、好きです…//お願いします。」

大都くんはそう言うと私に『やった』って言って抱きしめる。

大都「これからよろしくね」


あの時とは、違う意味の『よろしく』
本当に嬉しすぎる。




他愛もない話をして校舎を出ようとした。


ガチャガチャ。鍵が閉まっている。

いつも特定の時間を過ぎると鍵がかけられる。


同じ校舎には先生もいたので、先生を呼びにまた
廊下を戻る。

階段を上ってるときに…



大都「おっちょこちょいの結弦の面倒は俺が見てあげる」


結弦「……っ///ちょっと!」


そんなこと言われたら恥ずかし過ぎて、顔見れないよ。




付き合ったことは夏菜にも報告した。

廊下で告白されたって言ったら、恋愛漫画じゃん!ってツッコまれた(笑)

でも泣いてまで喜んでくれた。本当にいい友達持ったな。



 
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