一途な御曹司と16歳の花嫁
ただ、眺めているだけでも心が弾む。
まるで、本当にお姫様になったように従業員のお姉さん達にかしずかれて、鏡の前でいろんな服をあてて眺める。
「つむぎ様は清楚だからこちらもお似合いですよ」
「え。そうですか」
クリーム色のワンピースと水色のワンピースで迷っていたら、試着させてもらうことになった。
「きっとお似合いですよ。スタイルも良くてお羨ましいわ」
「いえそんなこと」
次々におだてられて、なんだかフワフワしてしまったけれど試着室に入って、制服を脱いでいるとハタと我に返った。
今まさに着替えようとしていたワンピースの値札を見たとたんに、全身がブルッと震えた。
な、何これ、0が何個あるの?
これっていくらなんだろう。
まるで、本当にお姫様になったように従業員のお姉さん達にかしずかれて、鏡の前でいろんな服をあてて眺める。
「つむぎ様は清楚だからこちらもお似合いですよ」
「え。そうですか」
クリーム色のワンピースと水色のワンピースで迷っていたら、試着させてもらうことになった。
「きっとお似合いですよ。スタイルも良くてお羨ましいわ」
「いえそんなこと」
次々におだてられて、なんだかフワフワしてしまったけれど試着室に入って、制服を脱いでいるとハタと我に返った。
今まさに着替えようとしていたワンピースの値札を見たとたんに、全身がブルッと震えた。
な、何これ、0が何個あるの?
これっていくらなんだろう。