一途な御曹司と16歳の花嫁
結局、強引に彼に押し切られてしまったけれど、私は申し訳ないような後ろめたい気持ちでいっぱいになる。
だって、私は。
二カ月後には彼の妻ではなくなっているかもしれないのに。
それがわかっていて、こんな風に彼に散財させてしまうなんて。
とは言え、このプレゼントの合計代金は私が目を回すくらいの金額で、私はおろか我が家が何年かかっても返せる程度のものではなかったのだった。
買い物も終わったことだし、このままお店を後にするのかなと思ったら、石田さんに採寸させて欲しいとお願いされた。
「つむぎ様のドレスを作るにあたり、きちんと計りたいんです。いただいたデータだけでは不安ですから」
言って一枚の用紙を見せられる。
それを見た途端にギョッとした。
そこには、私の写真が貼ってあり身長、体重に加えてなんとスリーサイズまでがかかれてあって。
だって、私は。
二カ月後には彼の妻ではなくなっているかもしれないのに。
それがわかっていて、こんな風に彼に散財させてしまうなんて。
とは言え、このプレゼントの合計代金は私が目を回すくらいの金額で、私はおろか我が家が何年かかっても返せる程度のものではなかったのだった。
買い物も終わったことだし、このままお店を後にするのかなと思ったら、石田さんに採寸させて欲しいとお願いされた。
「つむぎ様のドレスを作るにあたり、きちんと計りたいんです。いただいたデータだけでは不安ですから」
言って一枚の用紙を見せられる。
それを見た途端にギョッとした。
そこには、私の写真が貼ってあり身長、体重に加えてなんとスリーサイズまでがかかれてあって。