一途な御曹司と16歳の花嫁
普段つむぎちゃん、なんて呼ばないのにかなりテンパってるみたい。
なあんだ、電話なんだ。なんてちょっと拍子抜けしながらおもむろに受話器を受け取る。
「は、はい。つむぎでございます」
あ、あれれ。私まで変な話し方になっちゃってるし。
どうしょう、やっぱり緊張しちゃうよー。
「つむぎちゃん、元気にしてるの?大丈夫?風邪とかひいてない?」
だけど、受話器越しのむこうの声は思っていた人とはちがっていて。
「お、奥様?」
「つむぎちゃんっ、どうしちゃったの?なんで顔を見せてくれないの?」
それは伊織さまのお母様、新海織江さまからの電話だった。
悲しそうなその声に、私はなんて答えていいかわからなくて困った。
「つむぎちゃん、伊織がなにか悪いことをしたのなら謝らせるから見捨てないでやって」
なあんだ、電話なんだ。なんてちょっと拍子抜けしながらおもむろに受話器を受け取る。
「は、はい。つむぎでございます」
あ、あれれ。私まで変な話し方になっちゃってるし。
どうしょう、やっぱり緊張しちゃうよー。
「つむぎちゃん、元気にしてるの?大丈夫?風邪とかひいてない?」
だけど、受話器越しのむこうの声は思っていた人とはちがっていて。
「お、奥様?」
「つむぎちゃんっ、どうしちゃったの?なんで顔を見せてくれないの?」
それは伊織さまのお母様、新海織江さまからの電話だった。
悲しそうなその声に、私はなんて答えていいかわからなくて困った。
「つむぎちゃん、伊織がなにか悪いことをしたのなら謝らせるから見捨てないでやって」