一途な御曹司と16歳の花嫁
いつにも増してしつこいのはたまたま周りに誰もいなかったせいだろうか。
「今日、凄く可愛いよ。何かいつもと雰囲気が違ってる?目もキラキラしちゃってさ。頬も赤くて。何かあった?」
興奮したように顔を近づけてまじまじと見つめられると背筋がゾクリとして嫌な汗がでてくる。
「何かって、なんにもありませんよ」
顔が赤いのは、さっき伊織さまと一緒にいたからだけどそんなこと言えるわけない。
顎に手をやられて、強引に上向きにされる。
「いえ、あのすみません、離してください。急いでますので」
触れられるだけで、ブルッと悪寒がした。
どうしてだろう、伊織さまに触れられたらなんにも考えられなくなるくらいに胸がドキドキする。全然ちがうんだ。
「今日、凄く可愛いよ。何かいつもと雰囲気が違ってる?目もキラキラしちゃってさ。頬も赤くて。何かあった?」
興奮したように顔を近づけてまじまじと見つめられると背筋がゾクリとして嫌な汗がでてくる。
「何かって、なんにもありませんよ」
顔が赤いのは、さっき伊織さまと一緒にいたからだけどそんなこと言えるわけない。
顎に手をやられて、強引に上向きにされる。
「いえ、あのすみません、離してください。急いでますので」
触れられるだけで、ブルッと悪寒がした。
どうしてだろう、伊織さまに触れられたらなんにも考えられなくなるくらいに胸がドキドキする。全然ちがうんだ。