先生、好きって言って。





「まぁ確かに学食が1ヶ月無料だったら私も食べたいですね。」




『同じくだ。』




「先生はいつも学食ですよね?」




たまに学食に行くけど、毎回先生が学食を食べているのを見る。




『弁当なんて作る暇ないしな。料理そんなに得意じゃねぇし夜はいつもコンビニだな。』



「え!そんなのダメです!健康に悪いですよ。」



『大丈夫だって。休みの日は一応作ってるから。』



「…んー、と。あの、良ければお昼ご飯作りましょうか?」





『あー、気持ちは嬉しいが大丈夫だ。』





「そ、そうですか。まぁ生徒が先生にお弁当作るなんて、変ですもんね。」





『本当に気持ちだけで十分だ。ありがとう。』





その後も学校に着くまでに先生と他愛ない話をした。




久しぶりにいっぱい話した気がする。





先生にご飯作ってあげる日がいつか来ればいいなぁ。





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