先生、好きって言って。
「も、もう!そういう事は他の女の子たちにしてあげなよ。絶対喜んでくれるよ!」
「俺が喜ばせたいって思うのはずっと蘭ちゃん、ひとりだけだよ。」
え、っと、ちょっと待って。
これって、どういう事。
頭が混乱してきた。
しかも俺って、いつも言わないのに。
「僕、蘭ちゃんが好き。」
待って待って。
「本気、なの?」
「そうだよ。僕はずっと蘭ちゃんが好き。でも、蘭ちゃんの気持ちは分かってるから今まで通り友達でいてよ。」
んー……。
「涼、ありがとう。そしてごめんなさい。」
「ううん。ただ、伝えたかっただけ。ていうか、ごめんね。結構注目されてる。」
え、うそ。
と、後ろを振り返ってみると周りがポカーンとした顔をしている。
中には泣いてる子や顔が赤くなっている子もいる。
「こ、こんなに見られていたとは。」
「ごめん。これからも蘭ちゃんの1番の親友でいるからね!大好きだよ!」
そして、涼は突然顔を近づけてきたと思ったら私のほっぺにキスをした。
「「「「キャー!!!」」」」
な、なに今の…!