先生、好きって言って。








結局、涼は何にも教えてくれなかった。




ちょっと悲しそうな顔をしてたから、何を話したか気になるけど涼が教えてくれるまで待とう。




そして、今はお昼休み。




私と涼は学食でご飯を食べていた。





「蘭ちゃん。」




「ん?」




「先生のどこが好きなの?」




っゴホッ



「っん、いきなり何を言い出すかと思えば…」




「そういえば聞いたこと無かったなぁって思って。」




んー。先生の好きなところ。




「普段は冷たいけど本当は優しい所かな。あー見えて、先生いつも花壇に水やりしてるんだよ。」




「へー意外だな。だから朝ちょっと汗かいてんのか。」



「そういうこと。ギャップ萌えするでしょ。」





思い出すだけでニヤけが止まらない。





「蘭ちゃんさ、先生を振り向かせたい?」




「そりゃもちろん!その為にも大人っぽい女の子になるんだ。」




何年かかっても振り向かせたい。





「じゃあ、僕も協力する。ていうか協力させて。」




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