クローゼット番外編~愛する君への贈り物
*
(ま、こんなもんだな…)
部屋を片付け、ほこりをはたいて軽く掃除をした。
元々、あばら家だからそう綺麗になるわけもないが、気分はずいぶんすっきりとした。
とりあえず、部屋の空気はかなり良くなった気はする。
長椅子に腰を下ろした。
お茶でも飲みたいところだが、あいにくとここにはお茶がない。
いや、あったとしてもとても飲めた代物ではないだろう。
お湯をわかすのも面倒だから、お茶は我慢して水筒の水を飲んだ。
何かあてがあったわけじゃない。
もちろん、泊まるつもりなんてなかった。
ただ、一目だけ見たかった…
多分、そんなところだったと思う。
だけど、意外にも家はまだ住める状態だったし、掃除までしてしまった。
これは、泊まらなきゃもったいない。
と、なれば、必要なものをいくつか揃えなくてはいけない。
食べるものはあるもので我慢するとして…でも、少なくとも、ランプの油くらいは欲しい。
俺は、トーマスさんの雑貨屋に行くことにした。
今でもあの店があるのかどうかはわからないが…
(そうだ…お茶も買って来よう…)
(ま、こんなもんだな…)
部屋を片付け、ほこりをはたいて軽く掃除をした。
元々、あばら家だからそう綺麗になるわけもないが、気分はずいぶんすっきりとした。
とりあえず、部屋の空気はかなり良くなった気はする。
長椅子に腰を下ろした。
お茶でも飲みたいところだが、あいにくとここにはお茶がない。
いや、あったとしてもとても飲めた代物ではないだろう。
お湯をわかすのも面倒だから、お茶は我慢して水筒の水を飲んだ。
何かあてがあったわけじゃない。
もちろん、泊まるつもりなんてなかった。
ただ、一目だけ見たかった…
多分、そんなところだったと思う。
だけど、意外にも家はまだ住める状態だったし、掃除までしてしまった。
これは、泊まらなきゃもったいない。
と、なれば、必要なものをいくつか揃えなくてはいけない。
食べるものはあるもので我慢するとして…でも、少なくとも、ランプの油くらいは欲しい。
俺は、トーマスさんの雑貨屋に行くことにした。
今でもあの店があるのかどうかはわからないが…
(そうだ…お茶も買って来よう…)