The Last -凶悪-


「ねぇミライさん。」


「うん?」


「私・・どうしたら一日も早くホールスタッフ辞められると思います?

こんな毎日料理やお酒を配る・・アルバイトでも出来るような仕事じゃなくて、

早くプランナーとしてのキャリアを積みたいのに・・。」


「お・・おぉ。

忘れてるかもしれないけど、
一応俺ホールリーダーだからね?

あんまりホールをディスられると泣いちゃうぞ?」


「同期の子達は一歩ずつプランナーとしての道を歩んでるのにさっ・・

私だけ置いてけぼりにされて、

今日みたいに酔っ払いのオヤジ達にお尻触られてさっ・・・・」




・・・・・ダメだ・・・(・_・、)

泣くつもりなんて全く無かったのに・・

現在進行形で折れている心が、ついつい反射的に目頭を熱くしてしまう・・(/_;)


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