The Last -凶悪-
――――――
「・・なんでヒットしない・・?」
『・・・・・・・・・・。』
「なんで誰も該当しないんだよ・・。」
『・・・・・・・・・・・・・・。』
「ヒデさんダメだ。こっちは空振りです。」
『・・・・・・・・・・・・・・。』
「・・・どうしました?そっちも?」
『・・・はい、空振りです。』
「・・・・・・。」
『という事は、別の理由かもしれません。』
「でも他にそれらしい候補はあるか?」
『・・・女性・・・・。』
「・・・?」
『少しお待ち下さい。ここまで出かかってます。鼻がムズムズします。
・・・くしゃみが出そうです。』
「・・そうか・・。
野郎の頭じゃなくて、もうちょっと“犯人は女”っていう事に焦点を当てて、
女性目線で物事を考えな・・。」
『「!?」』
女性目線・・・・・・?
・・男には無くて・・
・・女性に有るもの・・・。