The Last －凶悪－

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「・・・その後に一緒に夕食を食べたんですが・・

箸の使い方も食べ方も綺麗で、
気配りも出来て・・

いやぁ～素晴らしい好青年でした。」


「一度見てみたいものですね。」


「・・？なにをでしょうか？」


「現場では【鬼の椎名】として同僚や部下・・捕えた被疑者達から恐れられる君が、

家庭ではどんな父親ぶりを見せているのか。」


「それは・・勘弁してください。」


「ハハッそうですか。
この度は改めておめでとうございます。」


「ありがとうございます。

少し気が早いですが、

先方のご両親とお会いした後に、
式の日取りを決めるそうなので、

決まり次第休暇を申請します。」


「分かりました。
例え東京がひっくり返っても、

その日だけは君の非番を死守しますから安心してください。」


「ありがとうございます。
では失礼します。」