The Last -凶悪-


「・・撮影に臨む、3日前でした。

“あのすみません” “ちょっとすみません”

私の幸せを一転させた、あの悪夢の声で呼び止められたのは・・・。」


「・・そうでしたか・・・。」








『神野くん、少しいいですか?』


「はい。」


『こちらで調べました。』


「はい・・なにを?」



『“ソラニン”』



「・・・・・・なんですかそれ?」


『君が学生時代に見た映画のタイトルです。』


「・・・・・・あぁ~!
確かにそんな感じの名前だった気がする!

・・・って・・んなこたぁ今どうでもいいだろうが!!?」


『申し訳ございません。こちらは少し行き詰まったのでつい魔を差しました。』


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