クリスマスのシンデレラ
大き過ぎて見える
立派な腰張りさんのおかげで
ウエストでズボンを選ぶとおしりがきつく
お尻で選ぶとウエストがブカブカといった所だ
背は平均より低くもともと
これといった魅力はないのだから
歳をとることなど気にするべきでは
ないのかもしれない
窓の外を見ると外は先ほどの粉雪から
吹雪に変わっていた
「いっけない・・・・・」
今からあのカラオケ連中と
合流するわけにもいかない
しかたがないからここに少しとどまって
雪がやむのを待つことにした
深夜の誰もいない
ドクターズラウンジに入って
自動販売機で熱いココアを買った
窓を見ながら
ココアをすすっていると
どうしようもない寂しさに襲われた
今夜は何故かふさいだ気持ちが離れない
あの後輩ナースの麻紀でさえ
ちゃんとした相手がいたのだ
しかも同じ職場で
いつの間に・・・・・
28歳・・・・・
男性経験ゼロ・・・・
つきあった事はあったにはあったけど
男性と上手く話が出来ない桃子は
いつも受け身で彼らからは
それがつまらなく感じられていた
そしていつの間にか彼から連絡がこなくても
桃子からはどうしても自分から連絡することが
出来ず付き合ってはいつも
自然消滅で終わった
今夜は
何も経験しないままこのまま若さを
失っていくことに対する
焦りを振り払うことはできなかった
家に帰ると
愛に燃える目で見つめてくれる男性が
待っているのはどんな感じがするのだろう・・・
男らしい温かさと力強さでベッドを
満たしてくれる・・・・
お酒も入って桃子はこの体を
情熱で愛撫してくれる
男性の姿を思い描こうとした
だがそれはいつだって
桃子の想像では新藤医師が
浮かび上がってくるのだった
彼のゴツゴツした手・・・
白衣から覗かせている太い首
すっきり散髪された真っ黒の髪
背が高く見上げる形になるのだが
自分が話をするときは
かかんでこちらを見てくれる
胃のあたりを締め付けられるようだ
わたしが求めるのは彼だけ・・・・
でもそれは夜空の星を素手でつかむようなもの
新藤先生がわたしなんかを相手にしてくれる訳がない
いい加減片想いをやめて
立派な腰張りさんのおかげで
ウエストでズボンを選ぶとおしりがきつく
お尻で選ぶとウエストがブカブカといった所だ
背は平均より低くもともと
これといった魅力はないのだから
歳をとることなど気にするべきでは
ないのかもしれない
窓の外を見ると外は先ほどの粉雪から
吹雪に変わっていた
「いっけない・・・・・」
今からあのカラオケ連中と
合流するわけにもいかない
しかたがないからここに少しとどまって
雪がやむのを待つことにした
深夜の誰もいない
ドクターズラウンジに入って
自動販売機で熱いココアを買った
窓を見ながら
ココアをすすっていると
どうしようもない寂しさに襲われた
今夜は何故かふさいだ気持ちが離れない
あの後輩ナースの麻紀でさえ
ちゃんとした相手がいたのだ
しかも同じ職場で
いつの間に・・・・・
28歳・・・・・
男性経験ゼロ・・・・
つきあった事はあったにはあったけど
男性と上手く話が出来ない桃子は
いつも受け身で彼らからは
それがつまらなく感じられていた
そしていつの間にか彼から連絡がこなくても
桃子からはどうしても自分から連絡することが
出来ず付き合ってはいつも
自然消滅で終わった
今夜は
何も経験しないままこのまま若さを
失っていくことに対する
焦りを振り払うことはできなかった
家に帰ると
愛に燃える目で見つめてくれる男性が
待っているのはどんな感じがするのだろう・・・
男らしい温かさと力強さでベッドを
満たしてくれる・・・・
お酒も入って桃子はこの体を
情熱で愛撫してくれる
男性の姿を思い描こうとした
だがそれはいつだって
桃子の想像では新藤医師が
浮かび上がってくるのだった
彼のゴツゴツした手・・・
白衣から覗かせている太い首
すっきり散髪された真っ黒の髪
背が高く見上げる形になるのだが
自分が話をするときは
かかんでこちらを見てくれる
胃のあたりを締め付けられるようだ
わたしが求めるのは彼だけ・・・・
でもそれは夜空の星を素手でつかむようなもの
新藤先生がわたしなんかを相手にしてくれる訳がない
いい加減片想いをやめて