Seven Days Story 〜あなたの好きな人が Ⅱ 〜
今日は彼のと映画にデート。
この前までテストだったからなかなか遊びに行けなくて、久しぶりのデートとなる。
だからちょっと張り切って、まだまだ不慣れなメイクもしてみた。
あまり着ないピンクのワンピースにもして、アクセもつけた。
どうだろうか。
彼は私に「可愛い」なんてめったに言ってくれない。
そもそも、言われたことがあったっけ…。
だから、今日こそは絶対に可愛いって言ってもらう!
そう決めて、待ち合わせ場所へと足を進めた。
『あっ、いた!おーい!』
「ん?あ…えっ……」
彼は私を見るとすぐに驚いた顔をした。
それからずっとまじまじと見てくる。
…なんかおかしい。
『…え?なんか変なとこでもある?顔になんか付いてる?』
「いや、何もない。」
『えっ、じゃあ何?』
私がそう聞くと彼は一度向こう側を向き、私の頭の上に手を置いた。
「たまにはやるじゃんってこと」
そのまま手を額に持っていき、ぺんっとデコピンをした。
…ん?ちょっと待って。
『えっ……可愛いってこと?え?え?』
私がそう聞くも、彼は行くぞ、と先に歩き出している。
追いかけながら「可愛い?」と聞くが、彼が反応してくれる気配は全く無い。
もう聞くのも面倒くさくなってしまい、今日も彼の口から「可愛い」を聞くのを諦めた。
映画館まで歩いていく。
その時、可愛いアクセのお店があった。
『ねぇねぇ、ちょっとあそこ見ていい?』
「いいよ」という彼の言葉と共に向かう。
そこには可愛い色んなピアス、イヤリング、指輪など……。
300均だが、どれも可愛いものばかり。
その中で可愛いピンキーリングを手に取った。
ビングゴールドで、小さなハートが連なって出来ている。
「何?それ」
後から遅れてきた彼が来た。
『ピンキーリングだよ。可愛いよね〜』
「あー、なるほど。」
『指輪とか付けたことある?』
「…無いな。そもそもこんな店に来るのもなかなか無いからな。」
あっ……そっか。
こんなとこに来ても彼はつまらないか。
そもそも女子の店だし。
『ごめんごめん。忘れてた。映画、行こ?』
「まだ見なくていいの?」
『うん。だって映画始まっちゃうじゃん。』
私はそう言い、店を出た。
映画館まで歩いている時、彼が口を開いた。
「イヤリングとか、色々いつもあーゆうとこで買ってるの?」
『別に安いものだらけって訳ではないけど、私はそれ位の値段の分で良いかな。ほら、高すぎても勿体無くて使えないでしょ?気軽に使いたいの。』
「ふ〜ん。」
『なんで?』
「いや、なんかブランドとかこだわりある人もいるけどどうなんだろう?みたいな?ちょっとした好奇心。」
『へー。』
男の人もそういうの考えるんだ…。
なんて思う。
そして、私達は無事、映画を見終わり、ついでにご飯も一緒に食べた。
『ごめん、ちょっとお手洗い行ってくる。』
「うん。」
と席から離れた。
その後、また席へと戻る。
この前までテストだったからなかなか遊びに行けなくて、久しぶりのデートとなる。
だからちょっと張り切って、まだまだ不慣れなメイクもしてみた。
あまり着ないピンクのワンピースにもして、アクセもつけた。
どうだろうか。
彼は私に「可愛い」なんてめったに言ってくれない。
そもそも、言われたことがあったっけ…。
だから、今日こそは絶対に可愛いって言ってもらう!
そう決めて、待ち合わせ場所へと足を進めた。
『あっ、いた!おーい!』
「ん?あ…えっ……」
彼は私を見るとすぐに驚いた顔をした。
それからずっとまじまじと見てくる。
…なんかおかしい。
『…え?なんか変なとこでもある?顔になんか付いてる?』
「いや、何もない。」
『えっ、じゃあ何?』
私がそう聞くと彼は一度向こう側を向き、私の頭の上に手を置いた。
「たまにはやるじゃんってこと」
そのまま手を額に持っていき、ぺんっとデコピンをした。
…ん?ちょっと待って。
『えっ……可愛いってこと?え?え?』
私がそう聞くも、彼は行くぞ、と先に歩き出している。
追いかけながら「可愛い?」と聞くが、彼が反応してくれる気配は全く無い。
もう聞くのも面倒くさくなってしまい、今日も彼の口から「可愛い」を聞くのを諦めた。
映画館まで歩いていく。
その時、可愛いアクセのお店があった。
『ねぇねぇ、ちょっとあそこ見ていい?』
「いいよ」という彼の言葉と共に向かう。
そこには可愛い色んなピアス、イヤリング、指輪など……。
300均だが、どれも可愛いものばかり。
その中で可愛いピンキーリングを手に取った。
ビングゴールドで、小さなハートが連なって出来ている。
「何?それ」
後から遅れてきた彼が来た。
『ピンキーリングだよ。可愛いよね〜』
「あー、なるほど。」
『指輪とか付けたことある?』
「…無いな。そもそもこんな店に来るのもなかなか無いからな。」
あっ……そっか。
こんなとこに来ても彼はつまらないか。
そもそも女子の店だし。
『ごめんごめん。忘れてた。映画、行こ?』
「まだ見なくていいの?」
『うん。だって映画始まっちゃうじゃん。』
私はそう言い、店を出た。
映画館まで歩いている時、彼が口を開いた。
「イヤリングとか、色々いつもあーゆうとこで買ってるの?」
『別に安いものだらけって訳ではないけど、私はそれ位の値段の分で良いかな。ほら、高すぎても勿体無くて使えないでしょ?気軽に使いたいの。』
「ふ〜ん。」
『なんで?』
「いや、なんかブランドとかこだわりある人もいるけどどうなんだろう?みたいな?ちょっとした好奇心。」
『へー。』
男の人もそういうの考えるんだ…。
なんて思う。
そして、私達は無事、映画を見終わり、ついでにご飯も一緒に食べた。
『ごめん、ちょっとお手洗い行ってくる。』
「うん。」
と席から離れた。
その後、また席へと戻る。