あなたの愛に包まれて
千晃が目を覚ますと、匡祐が目の前で眠っていた。驚いて目を見開く。
そんな千晃の動きに、匡祐が目を覚ました。
「おはよう」
「おっはようございます・・・」
照れる千晃の頭をそっと撫でながら匡祐はまだ眠そうな目を閉じたり開けたりしている。
そんな匡祐に愛しさがつのり、千晃は自分でも驚くほど自然に匡祐に唇を重ねていた。

ソファで眠る千晃に腕枕しながら匡祐はいつの間にか眠ってしまっていた。
久しぶりに感じる誰かのぬくもりに、時間にすると1時間ほどだったのに、体の疲れが驚くほど癒えていた。

千晃が唇を重ねてから恥ずかしそうに匡祐の胸に顔を埋めて顔が見えないようすると、匡祐は自分の体を起こし、千晃の頬に触れた。

千晃が照れながら顔を上げると匡祐が口づけを返す。



どんどんと二人の隙間を埋めるように口づけは深まり、二人は体を重ねた。
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