あなたの愛に包まれて
「そう。ずっと。一生。」
匡祐がそう言って涙を流している千晃をもう一度抱きしめる。
「もう、手放したくない。そばにいたいんだ。一緒にいてくれませんか?」
匡祐の言葉に千晃は首を何度も縦に振る。
「よかった」
その心地よさに千晃は再び目を閉じる。

「大好き」
千晃の言葉に匡祐は
「愛してる」
と答える。

「ふふっ・・・」
「こわいな、笑い方」
「んふふ・・・」
「怖いって。」
他愛ない会話をしながら二人は抱きしめあい続けた。
< 151 / 270 >

この作品をシェア

pagetop