あなたの愛に包まれて
ねぇ、匡祐。
私はとても幸せな夢を見ていたの。

匡祐が明るい陽のあたる場所で笑って私を見つめている夢。

その場所には力さんも匡祐のお母さんもいて、みんな笑っているの。

匡祐が私を呼んで、私は走ってあなたのもとへ向かうの。

そして匡祐の場所に私がたどり着くと匡祐は私のことをありったけの力で抱きしめてくれるの。


これは夢だとわかっているのに。

なぜか匡祐のぬくもりを感じられる夢・・・。


もうこの夢の世界にずっといたい。
現実に戻りたくない。
そう願いながら私は匡祐のぬくもりに包まれていた・・・。
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